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ボーイズラブゲーム 攻略&レビュー

過去サイトの復刻版(2000年~2009年まで)

レビュー◆LIVE×EVIL 灼熱のエデマ

タイトル LIVE×EVIL(ライブバイエビル) 灼熱のエデマ
発売日 2005/10/28
私的ランク ★★★☆
制作元 EDGE
ジャンル 近未来物アドベンチャー
定価 ¥5000(税抜) / ¥5250(税込)
対応 Windows 98/2000/Me/XP
年齢制限 18禁
ボイス
プログレ
成田剣
三木真一郎
鈴村健一
山崎たくみ
鉄滝次
香坂宮根
黒斗
マジック
梶田道真
丈隆志
日草壱弥
葉月
(ユウシ・イズミ)
(ケンショウ・ウライ)
(コウ・テラカド)
(セイジュ・ウライ)
(ファンレン)
(ナガル・ミゾロギ)
(セツエイ・クジョウ)
(イツキ・ヤエタナ)
(バイカル)
(トウゴ・カガ)
(マキヤ・ノギ)
(スグル・コトシロ)
(サヤ)
攻略 攻略ページは → 【コチラ】
内容 ある日突然、何の理由も説明されないまま、ワダツ国の正規軍セクリタスを解雇され、大統領直属の特殊部隊「エデマ」への入隊を命じられた主人公、ユウシ・イズミ。
官邸に呼び出しを受けたユウシは、エデマの統括者であり、大統領秘書室長のセツエイ・クジョウより、反体制組織プロメテウスの潜入捜査を命じられる。
プロメテウスの首謀と目される人物が、かつての「友人」であり、セクリタスの上官でもあったケンショウ・ウライだと聞かされ、少なからず衝撃を受けるユウシ。
ユウシ同様セクリタスを解雇され、エデマへの強制入隊を命じられたパートナー、コウ・テラカドと共に、ユウシは、プロメテウスが根城とする辺境の街・カイエンへと向かうことになる。
そこでユウシを待ち受けていたのは、ケンショウとの宿命的な再会だった…。

シナリオ :宙地
原画 :琴稀りん
システム

機能
・テキストのスキップ:あり(既読判別:可)
・読み直し機能:あり
・CG鑑賞モード:あり(64枚)←パーツ替えを含むと113枚
・シーン鑑賞モード:あり(61シーン)
・BGM鑑賞モード:あり(17曲)
セーブポイント:40+1
・END:8

・右クリックリターン:一部のみあり
・マウススクロール:有効
・キャラ別音声オフ:可
感想 新規ブランドの第1作目としては、しかも5000円という価格を考えると、まずまずの良作なのではないでしょうか。
しっかりした世界設定に堅実なシナリオ、きれいめのCG、豪華な声優陣。
そろえられている駒は良いのですが、キャラ個別シナリオが一部微妙なのと共通シナリオを何度も読まなければならないのが…。
世界観自体も人によっては合う合わないがあるかもしれません。
★4にした方がいいのかなぁとも思いましたが、やはりどうも釈然としないので★3.5に。もうちょっと萌えることができれば、そして共通シナリオが完全にスキップできれば★4になったでしょう。


■シナリオ
最初にオフィシャルの説明を読んだ時は敬遠するかもしれませんが、ある程度の理解はしておいた方が良いかもしれません。体験版をプレイして大体の感じをつかんでから、オフィシャルを見るのも一つの手ですが。
私はほぼ前知識なしにプレイし、世界設定が理解できるまでが飽きて飽きて非常に辛かったです。
まあ、最初は取っつきにくく感じる小難しい世界設定でも、しばらくプレイしていれば自然と理解できると思います。ゲーム内できちんと説明されていますので。

外字の使用がやたらと多く、特殊な送りがなをよく使うライターさんですが、全体的に読みやすい文章です。
自然と説明の多くなるジャンルの内容ですが、それでも説明くささは少なめ。エピローグは判を押したような説明なのが微妙でしたが。
でも、もう少しふりがな振ったらいいのに…。明らかに読みにくい字くらいには。読めるので問題ないといえばないのですが、そこで一旦読むのが止まるのは結果的にはもったいないのではないかと。ある種のこだわりなんでしょうが、ユーザビリティは優先した方が良いと思いますよ。
トーリーを重視して作っているライターさんの姿勢は非常に伝わってきます。物語に破綻がないよう、矛盾がないよう、気をつけているのでしょう。
ただ、その分無難です。思い切ったどんでん返し的な展開や破天荒な展開はまったくありません。次第に次第に追いつめていく感じ。難しいでしょうが、2周目以降に緩急があると良かったかなぁ。ダレた。

そして、周回プレイにおけるゲームシナリオの構成・システムが問題。最初に事件の真相を追っていた時は、寝る間も惜しんで続きを読もうとしました。でも、展開を知った後はもう…。
共通ルート+キャラ個別ルートという形式なのですが、キャラ個別ルートに入った後も共通シナリオが非常に多いため、ものすごく飽きます。長すぎ。
しかも微細にキャラのセリフ等が異なるものだから、スキップが聞かないことが多いし。
微細な部分以外が「完全に」スキップできれば良かったのですが…。

事件シナリオを作り込んだためなのか、キャラシナリオの作りがどうも甘かったのが残念。
萌えキャラっぽいセイジュねらいで初めてキャラENDに行った時には、萌えがないんじゃBLゲームとしての価値はない…!!とまで思いましたよ。
ラブがないんですよ、らぶ。
あと少しでもいいから、セイジュルートにトザの時に寄り添って座っていたような甘々シーンが欲しかった…。そこまでいかなくても、もっと前段階に萌えるシーンをください。
Hシーンがいきなりすぎて驚きましたよ。あの辺りくらいなら寄り添って座る甘々シーンが欲しかったのに…。もっと細かい経緯が欲しいです。
ちなみに求めているのはエロではなく萌え。前段階なら意識し合ってるくらいのヤツが好きなんですが…。
コウルートも作りによっては萌えられたはず。私にとってはまだ大切なパートナーレベルなのに、いつのまにかHシーンへ。
(コウルートはノーマルルートと重なりすぎて飽きた部分も大きいですが)
結果、ファンレンとケンショウのルートは一応萌えることができて、普通におもしろかったですけどね。やはり私にはらぶらぶっぷりが必要なようで。ただ、突出した萌えはありませんでしたが…。すでに若干飽きていたからかも。
ノーマルENDの後に、まずこの2人をプレイしていれば、このゲームに対する印象も違ったのでしょうか。でも、スキップできない部分が増えるだろうからとんとんなのかなぁ。
最初にノーマルENDを見るのは間違いです。ホントに。

そういえば、パッケージ絵と実際の主人公の印象がずいぶん違って最初はびっくりでしたよ。
ものすごく目付き悪くて暗そうなのに、プレイしてみたらえらく女顔でヘタレっぽい。ちょっと予想外でした(オフィシャルのキャラ紹介や雑誌での情報はろくに見ていないのです)。
まあ、実際は予想していたようなヘタレではありませんでしたが。
好感を持てる主人公は良いですね?。受けでもなよなよしくなく自分を持っているのは好印象。

■キャラ別プレイ日記
各キャラの感想は雑感に記載 →【コチラ】


■原画・CG
明らかにおかしなデッサンがあったりもしますが、概ねきれいめな絵です。
どちらかというと柔らかい感じの絵なので、銃などの殺伐とした小物との不調和が…。
かなり浮いてます。
そして、原画家さんはあまり慣れていない方なのか、書き慣れていないかのような線画が気になりました。
CGの塗りは全般的に綺麗だった印象。
あと、背景の彩色は草薙なので文句なしに綺麗。背景原画は社内の人なのかな? ケンショウのベッドは遠近法考えても妙に長く感じましたが、それ以外は特に違和感ありませんでした。

パーツ替えがかなり多く、1つの絵が表示されている時間が長かったので、イベントCGが少ないという印象はなかったかな。たまにここにはないのか?と気になったくらいで。いつになったら切り替わるんだろうと思いはしましたが。
立ち絵は他ゲームと比べると非常に豊富。服装に合わせてコロコロ変わります。
服装変更後の立ち絵を作っているゲームはあまりないので非常に好印象。
全体的な演出はなかなか効果的だったのではないかと。設定で切ることもできますしね。

しかし、なぜかセイジュがあがけの新に見えて仕方ありませんでした。うーん、見比べると全然違うんだけどな…。


■サウンド
声優さんはかなり当たりかも。内容と相まってか熱演という感じではないのですが、各キャラを非常に良く表していたと思います。
当初、プログレスさんの主人公がなよ系かと思っていたのですが、予想に反してはっきりした子だったので一安心。
今までのプログレスさんとはひと味違って、良い主人公役でした。ただ、熱弁をふるうシーンがちょっと合わなかったかな。通常のプログレスさんに戻ったようで。


■システム
比較的快適。吉里吉里なので基本的な機能は一通りそろっています。
キャラ別音声オンオフの設定位置がおもしろかったですね?。キャラ別に音量が調節できれば最高でした。
オートモードの速度がもう少し細かく設定できた方が好きかも。
それと、オートモード中や文字表示の途中でもマウスの上スクロールでさっとバックログが見られると良かったのですが…。
いちいちオートモードを解除しないとバックログ確認できないのが面倒で面倒で。
あと、画面効果オフにした時に暗転をもっと早く飛ばしたかったなぁ。

しかし、一番問題なのがスキップ。未既読判別をもっとできるかぎり細かく設定して欲しかった…。
ただでさえ長いのに、共通シナリオが多いと本当にダレるんですよ。
共通シナリオでも相違点があるのはわかります。ルートによってその場面にいるキャラが変わったり、ユウシが頭の中で考えている相手が違ったり。
でも、異なる部分以外は全部スキップさせて下さい…。一言一句同じところは…。
ただただ面倒でした。

これはBLゲームではあまり見ない機能ですが、今回、共通シナリオとキャラ個別シナリオが入り乱れているので、スキップボタンを押し直さなくてもスキップに設定しておけば、既読になった時に自動的に飛ばしてくれる機能が欲しかった…。そうしたらかなり楽になるんだけどなぁ…。
それ以前に、選択肢クリックごとにスキップが解除されるのも、なんとかして欲しかったところ。これだけ選択肢多いと面倒なんですよ。

あと、システムデザインの問題かもですが、バックログがちょっと見にくかったかなぁ。ふりがな含めて収録してくれればいいのに。

シーン鑑賞はなかなか豊富ですね。CGの表示されるシーンがすべて収録されています。ただ、これだとCGがあるものしかシーンに収録されなくなるのが難点。
あと、こういう形式ならCG鑑賞とシーン鑑賞のページを一緒にして欲しかったかなぁ。
エロゲを例に出すのもなんなのですが、アリスソフト大番長やランス6みたいなかんじで。CGがサムネイルになっていて、CGの上にカーソルを乗せると、CG鑑賞・シーン鑑賞のボタンが出てくるので、見たい方をクリックするという形式。おもしろいし便利ですよ。マネっぽくなるのはダメなのかな??
(2006/01/18)