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レビュー◆MESSIAH Paranoia∞Paradox~メサイア パラノイア・パラドックス~

タイトル MESSIAH Paranoia∞Paradox~メサイア パラノイアパラドックス
発売日 2008/08/08
私的ランク ★★★★
制作元 CORE-DUSK
ジャンル ファンディスク
定価 ¥4500(税込¥4725)
対応 Windows98SE/2000/Me/XP
年齢制限 18禁
ボイス
皇帝
凪野隼人
黒瀬鷹
リバウンド玉三郎
保村真
犬野忠輔
本山美奈
奥田香織
一色ヒカル
茶山みつ子
(葛城拓人)
(笹森遼太)
(煌)
(芦屋司)
(荻原洲清)
(松永陽輔)
(アリス)
(ヴェロニカ)
(絢子)
(蒔田千春)
※声優名一覧は→コチラ
攻略 攻略ページは → 【コチラ】
内容 ・ADVパート
ある日、「彼」と大喧嘩をした拓人は、街中で見覚えのないバーを見つけた。
そこにいたのはアリスとヴェロニカ。しかし拓人と面識はないと言い張り、執拗に酒を勧めてくる。
否応なしに飲まされたカクテルで気を失った拓人が気付いた時、なぜかわけのわからない世界にいて…。

・カードゲーム
煌・遼太・洲清・黒拓人(隠れキャラ)と対戦。条件クリアでOTHER STORY発生。

・デスクトップアクセサリー
クロック、スクリーンセーバー、メールチェッカー

シナリオ :片桐由摩
原画 CARNELIAN
システム

機能
・テキストのスキップ:あり(既読判別:可)
・読み直し機能:あり(音声リプレイ:可)
・CG鑑賞モード:あり(51枚/内訳…ADV 38・CARD 13)←パーツ替えを含むと63枚
・シーン鑑賞モード:あり(10シーン/内訳…ADV 4・CARD 6)
・BGM鑑賞モード:あり(18曲)
セーブポイント:100
・END:5 (ADVパートのみ)

・右クリックリターン:可
・マウススクロール:有効
・キャラ別音声オフ:可
レビュー

感想
本編の『メサイア』が好きであれば満足出来るファンディスクに仕上げっているのでは。
なんだかんだで甘々です。もうちょっと日常的だったら最高でした。今作は非日常がメインかな。

カードゲームはちょっと面倒かもと思っていましたが、やってみればボイス入りで結構楽しい。慣れれば作業と化します。
最初はなかなかご褒美ストーリーが発生しなくて、ちょっと投げ出そうかと思いました。
まずは4000点とれるよう頑張りましょう。ブラックジャックの大or小で稼ぐのがオススメ。
なお、4000点とっても煌・遼太シナリオに入れない場合は、勝利回数が足りません。
他2名のシナリオはまた別条件。詳細は攻略へ。


■シナリオ
拓人が可愛かったです。
煌ルートラストのちょっとツンでふてくされてるのとか、遼太ルートの追いかけっことか。
しかし、あの絵面には笑った。
カードゲームの方も、拓人が結局言いなりなのがかわいい(笑)

個人的には煌ルートエピローグみたいな軽い日常的なやりとりがもっと見たかったので、その点についてはちょっと残念。あーいう、甘々が好きです…。

煌ルートは綺麗に最後まで消化した感がありますが、遼太ルートが若干未消化な気分。
夢の国での事件、あれで解決したってことでいいんでしょうけど…。
ただ戻ってきただけ?

ちなみに洲清は完全にエロ担当要員。ADVパートでメイン2人よりHシーンが多いとは…。

最終エピソードの司シナリオは良かったです。予想外に格好良かった。
置き位置がちょっと微妙かな? どちらかというとシナリオの傾向的に遼太ルート後の話。
まあ、どちらのルート後でも君の一番の親友は僕だよってことでいいんでしょうか。

あと、途中からあまりに誤字が目立ちました。助詞も変だし、濁点とれすぎ。
タイプミス…なのか? 総文章量の割りには、ちょっと多いかと。

プレイ日記は → 【コチラ】


■CG・原画
相変わらず塗りも原画も非常に綺麗。
舞台の違いもありますが、前作よりも彩色が明るめです。
ややアニメ調な塗りのCGが多かったような。

ADVパートをあらかた終わらせたのに、CG鑑賞モードが半分近くがら空きでどうしようかと思いましたが、カードゲームで埋まってくれて一安心です。
意外とカードゲームの比重が高いのも驚き。
てっきりただのオマケかと。

今作で好きなイベントCGはきのこかなぁ。なんで一番がこれって感じですが、鮮やかで細かく描き込まれてて好きです。
あとは拓人が喧嘩した過去を思い出してるイベントCGも好き(煌・遼太ともに)。
やはり日常が好きみたいです。


■BGM・音声
BGMは、メサイアと同じ曲+今作新規追加曲という構成ですね。
違和感なく使われていたのでは。
ボーカル曲は別になくても良かったかなぁ。まあ、テーマとしては良いのかも。
歌はすごく上手いってことはないですが、声優さんの中では歌えてる方だと思います。

今作からメイン3人以外にも声がつきました。よく合う人を引っ張ってきたなぁ。
保村さんが偽名使ってないのにも驚きですよ。
女性キャラも比較的合っているのでは。特に絢子さんが好き。
これだけ声ありの女性キャラが多いBLゲームもめずらしいですね。
サンプルボイス聞いた時はヴェロニカに違和感を感じましたが、プレイ中に慣れてきました。
アリスはサンプルの時はぴったりかもと思っていましたが、プレイしてみると甲高い声が響いて…。音量調整したいなぁ。


■システム
前作を継承していて非常に快適です。
詳細はメサイアのレビューに記載。
ただ、セーブファイルがMy Documentsの中に作られるのはちょっと嫌でした。
インストール先の中に作って欲しい…。それか選ばせてくれ。

音量調整が結構極端なような~。
せっかく細かくメモリがあるのに、BGMをMAXから2メモリ下げただけで、かなり聞こえなくなってしまいました。

カードゲームの挙動を強制スキップできるモードが欲しかったかな。
Ctrlキー押しっぱなしは疲れてきました。
とはいえ、そこまでやりこむ人も少ないからいいのかなぁ。

あと、カードゲームの洲清・拓人OTHER STORY発生条件がイマイチ不明です。
(2008/08/10)