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ボーイズラブゲーム 攻略&レビュー

過去サイトの復刻版(2000年~2009年まで)

レビュー◆Artificial Mermaid~シルバーカオス2~

タイトル Artificial Mermaid~シルバーカオス2~
発売日 2004/02/27
私的ランク ★★★
制作元 Vivid Color
ジャンル SF系ビジュアルノベル
定価 ¥6800
対応 Windows98/Me/XP
年齢制限 18禁
ボイス
プログレ
瀧川大輔
浜五郎
小西克幸
岩永哲哉
津久井教生
宮田幸季
坂ノ上秀麻呂
奥山道隆
藤木達哉
紫華薫
(ユーリ)
(イブキ)
(ロイ)
(ジェイル)
(リオン)
(ツカサ)
(マオ)
(フィリオ)
(セイン)
(ブラッド)
(ラグシエル)
※声優名一覧は→コチラ
攻略 攻略チャートは → 【コチラ】
内容 化学兵器を使った戦争により、大気汚染された近未来。
大気と大地の汚染により人類は体内を汚染され、チップを身体に埋め込まなければ1ヶ月も生きられない。その為、チップ絡みの犯罪が後を断たなくなっている。
国は、これらの犯罪を取り締まる特殊チームを設置する。その名も『LWC』。
幼なじみのイブキとともにLWCに新規入隊したユーリを中心としてストーリーは進んでいく…。

シナリオ :薫織銀夜
原画 タカツキノボル
システム

機能
・テキストのスキップ:あり(既読判別:可)
・読み直し機能:あり
・CG鑑賞モード:あり(84枚)←パーツ替えを含むと114枚
・シーン鑑賞モード:あり(21シーン)
・BGM鑑賞モード:あり(19曲)
セーブポイント:30
・END:10
レビュー

感想
前作に比べて設定・ストーリー的にもそこそこおもしろいと言える物でした。
ただ、キャラの甘さや文章の破綻がかなり目に付くかな…。
問題はとにかくシナリオ。
ルート的にはジェイルが、ED的にはブラッドが好き。

評価は前作に星半分追加でいいやと思ったら、前作が★3つだった…。
でもこのゲームに3.5は付けられないしなぁ。冤罪・楽園行・王子さまLv1.5と同評価になってしまう。なので、前作・ファンディスクの評価を半分下げて、このゲームを★3つにしました。相対評価
そもそも、前作が隠れ月と同じということからして間違っていたような。


■シナリオ
前作と同じ方なのですが、本当に相変わらず。
キャラの壊れ具合が減ったのは良いことなのですが…。
(前作に比べればかなりマトモ)
コレの前にプレイした弄り遊戯と比べると文章自体は読みやすいんですよ。ゲームシナリオ向きの文章ではあります。
しかし、中身が壊滅的。
何度も文末に「~であった」「~である」「~なのだ」「~なのである」を付けるクセ、気づいていないのかなぁ…。「~であった」も効果的に使えば、その文章だけを印象づけられるのに、毎回毎回出てくるといい加減ウザイです。

さらに細かい破綻っぷりが目に余ります。
その中には後から伏線だと分かった物もありましたが、それでもひどい。
あれ、さっきと言ってること違わないか?と思うことがしばしば…、というかしょっちゅうです。
ユーリ視点で話が進んでいくので、ユーリの考えがころころ変わっているように見えて、主人公がうさんくさい。思考は統一させてくれ…。
それに、ユーリ視点ならユーリ視点で一貫して欲しい。他キャラの視点が混ざらない分、まだマシかもしれませんが…。視点を切り替えるという考えはまったくないように見られます。他キャラ視点がないから安心して好きに書いてるのかなぁ。
でも、ユーリ視点と神視点は別物だと思うのですよ。
この2つの視点が大いに入り乱れているため、違和感連発です。
視点切替できないのなら、神視点のみで、見えるがままをそのまま書くという手法のがいいと思うのでは? 心理描写をしたいなら神視点のまま、キャラに独白させるとか。うーん、この方法の方がある意味難しいのかな…。
ユーリ視点で通すのならば、あくまでユーリ本人として地文を書いて欲しい。ユーリの知らない情報はプレイヤーも知らない情報なんだから、逐一フォローを入れないと、そこら辺でまた違和感が生まれますよー。

私にとって致命的なのが、ライターさんとと感性が合わないこと。萌えツボからして異なるのか、細かいところで齟齬が生まれる。そこは違うだろ~みたいな。まあ、これは完全に私の好みの問題なのですが、一番重要とも言える…。
合わないとツライです。
今回、主人公の性格もアレなんだろうな。美人さんは好きですが、もう少し気が強くないと…。なよなよしてるのは見てて苛つく。
リオン系のが好みなんです。まあ、そのリオンも若干私的ラインとずれてましたが。
なんというか、全体的にキャラクターが性善説よりって感じなんですよね…。
どうもおキレイすぎるんだよなぁ。考え方が非常に甘い。
違和感の根幹はそのあたりにある気がする…。

それから、ライターさんにはもうちょっと日本語をしっかり使って欲しい。
明らかに誤解して使っていそうな言い回しをよく見かけました。
“かぶりをふる”をうなずくシーンで使っていたり…。
一番気になったのは“苦笑”かなぁ。たぶん“微笑”のつもりで使っているのでしょうが、“苦笑”には微笑ましいという意味は含まれていませんよ…。
多少日本語表記が崩れようが揺れようが構いませんが、そこに込められた意味が正反対というのはどうかと。
ちょっと笑ったのが「前立腺」の位置。一体どこにあるんですか?(笑)

■キャラ別プレイ日記+各ルートの感想
 →コチラ


■CG・原画
こちらは相変わらず綺麗。塗りも安定しているし、ひどいデッサン崩れもなし。
ただ、立ち絵だけはどうにかならないかな…。
セリフと立ち絵の表情が合っていないことが多すぎ。
特にユーリが真っ正面向いてるのがマズイと思う。
ちょっとななめ向かせるだけでかなり違和感は軽減されると思うのですが。
真っ正面って人の目を見て話す感じになるので、セリフが真剣な内容・相手を説得する内容ならぴったりでも、後ろめたいことがあったり戸惑っていたりするシーンには不似合いです。
ななめ向きの立ち絵ならプレイヤーの目が勝手に読み取るから、俯いているようにも前を向いて話しているようにも見えて違和感なくなるのになぁ。
立ち絵の表情替えも、せっかくパーツがたくさんあるのなら、それをふんだんに使えばいいのに…。デバッグ大変になるけど。
現在実際に装備されているパーツを適切に使っていれば、ユーリの真正面向きも問題なかったでしょうね。


■サウンド
声優さんは前作のまま。豪華です。
受けプログレスさん苦手だったのですが、今作ではそこまででもなくて一安心。

BGMはたまに雰囲気に合わないのがあったかなぁ。いきなりコメディな音楽が流れて、選択肢に失敗したのかと思ってしまいました。
ほとんど聞き流していたので覚えてないですが。


■システム・機能
素晴らしいです。さすがSTACK
主要な機能は完備。さらにプラスアルファがあるからすごい。
惜しむらくはバックログの右クリックリターンができないこと。せめて右クリックした時、一番上にゲームに戻るの選択肢があればよかったんですが。
しかし、マウスホイールに対応しているから便利ですね~。ゲーム中、シナリオを読み返したい時は、マウスホイールを上にスクロールさせるだけでOK。便利~vv
あとはそのバックログにスクロールバーがあった方がいいなぁ。
でも、可変速度って何に使うんだろう。既読に入ったってすぐわかるから便利??
あとは、スキップ押さなくても既読は勝手に飛ぶ機能が、オプションとかであれば便利だったかも。
(2005/06/14)