ボーイズラブゲーム 攻略&レビュー

過去サイトの復刻版(2000年~2009年まで)

レビュー◆好きなものは好きだからしょうがない!! -White Flower-

タイトル 好きなものは好きだからしょうがない!! -White Flower-
発売日 2003/07/31
私的ランク ★★★★
制作元 プラチナれーべる
ジャンル 学園サイコ系ビジュアルノベル
定価 ¥6800
対応 Windows 95以降、MacOS 8.1以降、Mac OS X (Classic)
年齢制限 18禁
ボイス なし
攻略 好きしょ4攻略チャートCG一覧
内容 あの雨の日から数年。
心に忘れられない傷を刻みながらも、もう涙は見せないと決意も新たに再出発した、空。真実を手にする為に、そして心から笑える日を信じて、いよいよ核心へと迫っていくが…。
それぞれの思惑と交錯する想いに翻弄されながらも、ただ信じることで突き進む。突きつけられる選択が光をもたらすのか、それとも更なる傷となるのか…。
もう、後戻りは出来ない。

シナリオ :沢城利穂・つたえゆず
原画 :つたえゆず
システム

機能
・テキストのスキップ:あり(既読判別可)
・読み直し機能:あり
・CG鑑賞モード:あり(164枚)←パーツ替えを含むと188枚
・シーン鑑賞モード:なし
・BGM鑑賞モード:なし
セーブポイント:90
・END:15
レビュー

感想
これで好きしょも終わりなんだなぁと思うと何だか感慨深いですね。
そういえばFirst Limitの頃は、18禁だけど高校生は買えたんだよなぁと思いだしてみたり。

【シナリオ】
RAINの方がボリュームあったような気がしたかな? White Flowerもなかなかの量ではありましたが。
真相ルートは萌えました。とにかく萌えました。やはり私は空直が好きなんだなぁ。
七海ルートでさらりと直への気持ちを語る空にも萌えましたが。
しかし、真相ルートになかなか入れなくてかなり苦労しました…。1回入ると、なぜかその後は楽に入れるようになるのですが。
今回、全体的に発生ルートの規制があったり、EDの発生条件となる選択肢の制限が厳しかったり、コンプはなかなか難しかったです。

基本的に伏線は消化されている模様。
いちいち突っ込んでいられない程度に納得いかない部分もありますが…。
私が一番気になるのは水都かなぁ。結局薬のせい?
祭のいろいろもイマイチ理解不能でした。
携帯に表示される番号や手紙の切手・消印がどうなっていたのかが気になります。
あと、夜や七海のあたりも…。
直の行動に関する部分、そして学に関する部分の伏線は見事だなぁと感心。
学は相沢の次男ということでいいのですよね?
しかし、学と廉の関係がイマイチ分かりませんよ。
これは『も待て』をプレイしろということ?

今回カプはRAINに比べると少なめ…? 以下、反転表示。
Hあり:夜×直、夜×ちび空、相沢×水都、芥×学、教授×空、空×直、空×七海、七海×空、奏司×空、水都×空、相沢×七海、夜×らん
Hなし:広夢・空、祭・空、学・廉、綾野・空、相沢・直、芥・空、水都×七海
CGでHの有無を判断。少しちょっかいかけただけのも含んでます。
あ、意外と多かったかも。
でも、やっぱ真七は欲しかったなぁ。
というか、本来入るべきカプがなく、脈絡のないカプというかEDが入っているのが不思議。「教授×空」のことなのですが。
別にそんなEDは無くても良いのだけど…。
私的には真空も結構好きなのですが今回無かったし。
相変わらずというか当然ながら水都EDはあったし。
真一朗はOKでも、水都はやや苦手? いつも水都っぽい選択肢は後回しです。
でも、今回の水都EDは納得できるモノでしたね。今までの夢オチはちょっと…。

【CG】
前作より丁寧なのではないかな?
なによりイベントCGの枚数が多い。
ほとんど全面が背景で中央にいる人物が点になっているような手抜きくさいCGや、背景のみのCG、または背景なしでキャラのアップのみというCGやらが複数枚ありましたが…。
でも、そのCG自体の効果としては良い物だったとも思います。
全体的に原画の線の処理は雑な感じかな。こういうのも私は好きですが。
あと、立ち絵はやや雑ではありますが、かなり多く感じられました。
使い回しは一部キャラを除いてほとんどない感じです。主要キャラは大抵風貌や服装が替わってますしね。
芥や相沢、水都、真一朗あたりは使い回しされてるっぽい?
七海は服が変わったので書き直されている、のかなぁ。
あ、空は22歳(推定)に成長したこともあって、HシーンのCGでは筋肉が戻ってきているような気がします。これは直にも言えることですが。
しかし、七海は…30代??

雑感でも書きましたが、真相ルートの膝枕CGに激しく萌え。
やや照れ気味な直がかわいい~♪
七海のグッドEDのCGもいいなぁ。これは最後の最後まで開けなかったので、余計に愛着が…。
ところで、私は通常版を購入したのですが(収納BOXいらないし)、限定版買わなくてよかったかも…。
トレカがやや気になっていたのですが、オークションで見る限りかなり手抜き絵っぽい感じですね。

【サウンド】
BGMは全4作の積み重ねの成果ですね。35曲もあります。新しく何曲加わったのかは分かりませんが…。
いつも適当に流してますが、好きしょのBGMって意外とクオリティ高い?
BGM鑑賞機能がないのは残念です。メインメニューで聞けることは聞けますが、それぞれの曲のタイトルが欲しい…。
サントラ、一度だけコミケで出ましたよね。ドラマCDはもういいのでサントラを商業ルートで出して欲しいなぁ。
あと、SE(効果音)が要所要所で入っているのですが、スキップ時にSEもとばしたかったです。
そのSEが終わるまでの間、スキップも止まってしまうのがやや不満。
あと、各音量の変更が出来た方が良いかもなぁ。
この辺はシステムに関しての不満ですね。

【システム】
基本的に動作は快適ですね。
バックログあり、テキストスキップ時の既読判別あり。
今さらですが、好きしょは既読の判別機能が秀逸ですね。
違うルートでも同じ文章なら大抵スキップされるので攻略には非常に便利。区切りが細かいのかな?
今回セーブ数が90ヶ所に増えました。
しかし、セーブ数が関係ないのだとしたら、FAN DISKのあのプログラム動作の重さは何事…?
あと、今回初めてプロテクトが導入されたようです。
あれ? RAINもそうでしたっけ??
コピー対策とはいえ、プレイ前にCD-ROMをいちいち挿入し直さなければならないのがめんどくさい…。
家族に勝手にプレイされることがないと思えば、まだましか…。

【etc...】
好きしょ4は製作期間がのびてしまったせいで、ルビー文庫からのノベライズ版の上巻がゲームに先行して6/28に発売されてしまいました。
しかも、その続きとなる中下巻が7/31発行ということは、都心の早売りしている書店では7/29に手に入ることもあるわけで…。
私は上巻の発売日時点では、ゲームクリア後に小説を買おうと思っていたのですが、結局ガマンできずに購入、そして読破。
追いかけっこでの空直シーンにかなり萌えながら、ゲーム発売を待つ日々…。
というか、先に正解ルートが分かってしまいました。
そうなるのがわかっていたので、中下巻は真相EDをクリアしてから購入。
試しては見ましたが、小説通りの選択肢で進むと芥学は出てきませんね。どうしても学廉の方になってしまう。真相EDにはたどり着けるのですが…。
(2003/08/05)