レビュー◆birdie~ぼくらの恋愛心理学~
タイトル | birdie~ぼくらの恋愛心理学~ |
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発売日 | 2001/10/26 | ||||
私的ランク | ★★★★ | ||||
制作元 | アイン | ||||
ジャンル | 視点選択式・恋愛アドベンチャー | ||||
定価 | ¥7800 | ||||
対応 | Windows95/98/Me/2000/XP | ||||
年齢制限 | 18禁 | ||||
ボイス |
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攻略 | 回想シーンリスト 回収場所はまだ書いていません。 |
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内容 | トップアイドルとして活躍するダンスユニット『birdie』。 彼らは4年前、オーディションで選ばれた、中條和也・神沢喬志・小野塚葉の3人をメンバーとして結成され、デビューしたあとはたちまちトップアイドルの座を手に入れた。 彼らをバックアップするのはベテランマネージャーの的場久志、ニューヨークのショービジネスの世界でも活躍していた柊雅人、そしてまだ若く経験は浅いが堅実に業務をこなす坂上良太、という3人のマネージャーたちだ。 順風満帆に、トップアイドルとして活躍してきたbirdie。 だが、柊がニューヨークで懇意にしていたことが縁で彼らの事務所に籍を置くことになった、バレエダンサーであり役者でもある椿恭一の出現が彼ら個人個人にも、そしてbirdieというグループにも、大きな影響と変化をもたらすことになる…。
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システム & 機能 |
・テキストのスキップ:あり(既読判別:可) ・読み直し機能:あり ・CG鑑賞モード:あり(67枚)←パーツ替えを含むと170枚 ・シーン鑑賞モード:あり(Hシーン・EDのみ) ・BGM鑑賞モード:あり ・セーブポイント:200 ・END:95シーン(視点変え含む) ・ENDへのヒントor答え機能:あり |
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感想 | おもしろいとは思いますが、時間のない人には勧めません。 否応なしに最後のシーン等モレ回収は作業的になってしまいます。 非常に深く作られたシナリオ、どのルートでも変わらない確固たる人物設定。 発売当初は自由なカップリングが売りだったような気がしましたが、実際にはオフィシャル推奨カプが間違いなくあるので、そのあたりに拒否感を感じない人、また視点選択式の煩雑さに慣れることができる人ならば、きっと楽しめることでしょう…。 約2年ぶりにこのゲームに着手しました。前回ここにコメント書いたのが2002/05/22でしたから。 長かった…。ようやくコンプです。 ファンディスクを先にプレイしたため、どのカプもだいたいのあらすじを分かったつもりでいましたが、実際にプレイするとなると想像とちょっと違いましたね。 特に愛情ルート。 ちなみにこのルートの答え機能で和也×的場ルートに入るという説明があってびっくりしました。 たぶん間違えただけなのだとは思いますが、実際にHシーンにいくまでびくびくものでしたよ。 (以下、カップリングのネタバレは反転させてあります) シナリオは長いです。差分の量がものすごい。 大まかに分けて、愛情・恋愛・純情・鬼畜・健全の5つのルートに分かれているのですが、ダークヒーロー椿恭一のせいで全般的に(精神的な意味で)鬼畜要素たっぷり。 嫌な人は嫌かもですね。私も恭一の悪行の数々にはちょっと疲れました。 それぞれのルートにはかなり自然に入れると思います。一つの物語として読んで違和感なく。 ただし、ルートに入ること自体は難しいですが…。答え機能無しでは到底ベストEDにはたどり着けません。 ゲームをプレイしているというよりも小説を読んでいるという感覚の方が近いかもしれませんね。 各キャラもかなり深く作ってあって、読み物としておもしろい。 でも、視点選択式は疲れたよ…。 萌えがないとただただ作業的になるシステムです。いや、おもしろいんですけどね。 萌えもなぁ。カフェリンの時はちぃ萌えで一気に乗り切ったからなぁ。 birdieにはそれがない。萌えキャラって重要ですね…。 ルートとしては鬼畜ルートが意外と楽しめました。 それぞれのカプに一番道理が通ってて。あと、当て馬な和也が唯一幸せそうで。 愛情ルートの的場×和也はHなしでもそこまで幸せそうに見えない…。 それと鬼畜ルートの恭一が一番素直に読めました。 他のルートはなぜだか読み飛ばしまくり。恋愛の恭一×喬志も愛情の恭一×和也も、恭一が係わっているだけでそのシナリオを素直に読みとれなくなる…。 どちらのカプも鬼畜ルートの方が良かったです。 CGは綺麗です。かなり好み。 パーツ替えの差分の量がものすごい。セピアとか全体の色変えただけのも含めていますが、カフェリンよりも総枚数多いんですね。 でも、所々でありえない身体のラインが気になるかな…。特にHシーン等の裸体なんかは。胴体に対する腕の細さは…。 塗りがちょっと濃すぎるかも。原画家さんの本意ではないようですが…。葉の土気色っぷりはすごい。 あと、立ち絵のパンツいっちょが笑えます。なぜあそこまで股間を強調しているのか…。 シナリオが全面に半透明で表示されるため、せっかくのイベントCGもシナリオを消さないとはっきり見えなかったりするのがもったいないなぁ。 シナリオ自体もCGとかぶってて読みにくいですし、シナリオ用のウィンドウ枠は欲しいところ。 システムは当時にしてはかなり高機能でしたね。 基本的な機能はほぼおさえられています。 右クリックの機能を選択できたり、Hシーンの音声を再生できなくしたり、またHシーンのみ再生できるようにもできたり。 ただし不完全なのでHシーンをオフにしているのに、一部のHシーンで音声が流れることがあるので心臓に悪いです。 セーブ&ロード・メインメニューに戻ることは常時可能。 エクストラモード内でのシーン回想中もロードが使用できれば尚便利だったのですが…。 視点選択式コマンドやヒント・答え機能など独自のシステムもおもしろい。 ただ、答え機能はちょっと間違いもありますが(パッチを当てても尚)。 難をあげるとすれば、読み返し(バックログ)機能にはスクロールバーが欲しかったです。マウスのホイールを延々と回し続けるのは面倒ですよ。 あと、上にも書いたけどシナリオの表示の仕方とか。 それから、1ページ一括表示があると便利だったかな。音声再生は無理かもだけど。 Ctrlキーでのスキップのみ強制スキップができるとかいうような選択もできると良かった。今はスキップボタンでもCtrlキーでも既読を選んでいたら両方とも既読スキップになってしまうので。 これは次作で改良されていましたが、CGやシーンの抜けがどのルート分の抜けなのかはっきりわかると嬉しかったです。 パターンがあまりに多すぎて、どのルートの何のカプなのかシーンのタイトルのみでは確認しづらくて…。 カフェリンではシーン名の後にカプが明記されてて非常に分かりやすかったのですよね。 (2004/03/12)
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