ボーイズラブゲーム 攻略&レビュー

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レビュー◆ぼくらの恋愛心理学fan's disc

タイトル ぼくらの恋愛心理学fan's disc
発売日 2003/06/20
私的ランク ★★★★☆
制作元 アイン
ジャンル ファンディスク
定価 ¥4800
対応 Windows95/98/2000/Me/XP
年齢制限 18禁
ボイス
マイケル田中
緑川光
プログレ
請一郎
嶋野裕
眞嶋リョウ
一条和矢
増谷康紀
上別府仁資
鈴木千尋
(篠原智裕)
(一ノ瀬進哉)
(高見沢司)
(中條和也・三原拓実)
(神沢喬志)
(小野塚葉・島崎榛名)
(椿恭一・桐野逸樹)
(柊雅人・渡辺隆之)
(的場久志)
(坂上良太)
※声優名一覧は→コチラ
攻略 最下部にショートストーリーのタイトルリストとミニゲームのポイントなど
内容 ミニゲームつきショートストーリー集『Quatre Saison』
スケジューラー
キャラクター時計
壁紙集


シナリオ :studio may-be
原画 :麻生海
システム

機能
『Quatre Saison』
・テキストのスキップ:あり(既読判別:あり)
・読み直し機能:あり
・CG鑑賞モード:あり(22枚)←パーツ替えを含むと30枚
・シーン鑑賞モード:なし
・BGM鑑賞モード:なし
セーブポイント:200
・END:54シーン(視点変え含む)
感想 ものすごいボリュームですね。ファンディスクとは思えません。
立ち絵や音楽を使い回すことができたからこその出来だとは思うのですが、使い回しにも違和感はありません。まあ、同じ作品なので当然ですが…。
両作品合わせると、声優が10人にもなるのですね~。
声優ゲームという印象がないので、かなり多い感じがします。

むしろ使い回しではない描き下ろしの方に粗が目立つ気が…。。
キャラクター時計はおそらく描き下ろしなのだと思いますが、麻生さんの絵が変わってる? 本体のゲームの時の方が上手かったのに…。
でもなんで時計だけ変なんだろう。ショートストーリーの絵はきれいだったのになぁ。
時計も各キャラのしゃべることしゃべること。起動・終了音声と、時刻設定のできるアラーム・目覚まし・昼食・おやつの時間の音声。キャラをクリックしたときに鳴る音声が3種類。
一通り聞きましたがなかなかおもしろかったです。使いませんけどね(^^;)

スケジューラの画像はデフォルメキャラです。私的にはあまり麻生さんのデフォルメ絵が得意ではないみたい…。
キャラクターの口調を丁寧・親密とで変えられたりします。あとは誕生日専用音声があったり。
あと、しばらく放置しておくといきなり音声が鳴ることがあります。ちょっとびっくり。

さていよいよ『Quatre Saison』…。
本当にすごいです。気になっていた続きが見られて嬉しいやら、恋人同士になったカップルの甘々なその後を覗けて懐かしいやら。こちらが望むモノをすべて出された気分ですね。
シナリオは全20本中、受け攻めの差はあれど基本的に全カプが入っているようです。それプラス本編には無かったカプが2つかな?
カップリングを知りたい方は下の方へ。

『Quatre Saison』とはフランス語で“四季”のこと。それぞれのカップルの、四季折々のイベントに際したショートストーリーが収録されています。
ひなまつりや七夕など普通の行事もあれば、季節柄を駆使したモノ、誕生日などもあり。
うまくつなげたなぁと感心してしまいます。特に7月4日は全く何の日か分かりませんでした。
あと、濃いです(笑)
2~3話除いて必ずHシーンはあります。むしろHシーンしかない話もあったり…。当社比150%な気分です。

もちろんおなじみの各キャラ視点で楽しめます。
受け攻め視点だけではなく、その場にいた他キャラの視点もあり。
最初の選択の時点では受け攻めどちらかしか選べなくても、そのシナリオを読み終わることで増える視点があったりもします。
全20ストーリーのイベントCGを見終わると、メインメニューのextraに【special】という選択肢が増えて、birdieとカフェのコラボシナリオが読めるようになります。
そして、全54シーンの視点を見終わると、メインメニューのextra内staffページに【all staffs】という選択肢が増えて、またもやコラボシナリオが…。
やっぱりコラボモノはいいなぁ…。

それから、シナリオ内に入るミニゲーム「ラブラブスライド」。
トーリーの山場直前でミニゲーム開始です。
パズルゲームですが、コツさえつかめればそれほど難しくありません。
しかしこのゲームが非常に良くできてる…。どういうジャンルに入るのかなぁ。ぷよぷよ落ちゲー要素を抜いた感じ?
コマには各キャラの顔が描かれており、基本的には同じキャラを隣接させればそのコマは消えます。
細かいルールは体験版がオフィシャルから配布されていますので、そちらをご参照くださいませ。
ただ、描かれているキャラの顔がデフォルメバージョンなので、見分けの付きにくいキャラがいるのがつらい…。ヒント機能を使えば大丈夫なのですが。
ゲームも面白いのですが、何よりもすごいのがコマを消したときに鳴る音声!
いったい何パターンあるんだろう…。通常消しの時でも各キャラ2~3パターン。さらに連鎖用に3連鎖~8連鎖までで最低でも6パターン。9連鎖以上は起こしたことがないのでわかりません~。
カップル消しを起こしたときの音声が、攻め受けそれぞれ2パターンずつ。ちなみに左と上にいるキャラが攻め音声、右と下が受け音声になります。
これが14人分…。ものすごい量ですね。
音声を聞くだけでも楽しめます。おそらく一通りは聞いていると思いますが、連鎖は全部聞けたか自信がないなぁ。


   *****以下はネタバレ*****


とりあえずカップリングから…。どのシナリオがどのカプかは後述

*birdie
恭一×和也、恭一×喬志、柊×坂上、柊×葉、恭一×柊、喬志×葉、柊&喬志、的場×和也
*Cafe Lindbergh
進哉×司、智裕×榛名、智裕×進哉、拓実×智裕、桐野×拓実、司×拓実、桐野×榛名、桐野×司、智裕×司、桐野×智裕、拓実×進哉、進哉×桐野

以上、全20カプ。
birdieが少ないなぁと思ったら、この程度しか成立したカップルはいなかったのかと思い直し…、というよりbirdieは未コンプなのですよね。
ちゃんと見たのは柊×葉、喬志×葉、恭一×喬志だけだったような気が…。
birdieはかなり頑張ってカプを創りあげてる感もあり。特に違和感はありませんが。しかし、柊×坂上には本当にびっくりしました(笑)

柊×坂上
studio may-beさん、こんな元々のキャラクターの性格を無視した話を作るような人だったかなぁ、やだなぁ…と思いながら攻め視点はすっ飛ばしながら読んでました。嫌々ながらも受け視点も確認…、見ておいて良かったです、本当に(笑)
そもそもタイトルがあれですからね。
恭一×喬志がちょっと垣間見られるのも嬉しい。
ただ、この話でちょっと気になるのが、恭一の女友達というキャラ。なんというか、もしかしてmay-beさんのこと? とか邪推してしまって、微妙な気分になりました。制作者でなくとも腐女子がご都合主義キャラで登場するのはあまり好きではないのです…。
トーリー的にも必要だろうし、その存在に違和感はないのですが…。
本当に私の好みの問題です。

柊×葉
背景が本当にキレイです。アートだなぁ…。
葉の海外逃亡後日談…、でいいのかな? このED見たハズなのにbirdie起動させてもリストにない~。
この話では通常甘々モードが見られませんでしたが、他のシナリオで存分に楽しめました(笑) というか、他のシナリオに出てくる柊と葉は必ずカップルだ…。

柊&喬志
いまいち何が起こってるのだかよく分からないお話。
序盤は柊×葉だし。
無理やり想起したシナリオ感があります…。
でも柊×葉の甘々が見られて良い感じです。

恭一×和也
幸せになれて良かったね、和也…と思わずしんみりきてしまうお話。
和也は本当に不幸だったからなぁ。
でも、まだ完全に幸せだとは信じきれていないんでしょうね。
もちろん恭一もそれには気づいてます。あとは恭一の手腕次第…。
KTのflyを思い出しました。

恭一×喬志
この二人の何気ないやりとりが好き。
恭一が軽口を仕掛け、喬志は近しくなりすぎるのが嫌でそれを流し、恭一はそんな喬志の内心を知っているのでそれ以上深入りしない。
境界線上を二人で綱渡りしているようで、恭一が本当に喬志のことを想っているのが垣間見えて。
ずっと二人はこのままなんだろうなぁ。それかちょっとずつ微々たる進展を重ねていくのか…。

智裕×進哉
わーい! 待望のちぃ進だ~!!
進ちぃではなかったのも嬉しい。進ちぃも嫌ではありませんが、やはり私的に進哉は受け…。
もっと甘々が読みたいところでしたが…。

智裕×榛名
これもカフェリンの時から密かに希望していたカプでした。
希望の展開からはややはずれていたものの、やはり読めるのは嬉しい…。
対等だという榛名が良いなぁ。智裕曰く大切なルームメイト?
眼鏡の有無を選べるところに気づかいを感じます(笑)

拓実×智裕
普段、拓実を翻弄しているのにHでは思いっきり翻弄されてる智裕がかわいい。
しかし拓実は記念日の好きな男だな。


うーん、なんでbirdieの方に多くスペース使っているのだろう。
birdieの方が好きカプ多かったのかなぁ。
カフェはゲームだけで充分なカプばかりだったのだろうか…。
進×桐は逆で甘々なのが見たいけどまずないだろうし、このカプにはこれ以上語ることもなく。桐×榛もあれ以上語ることもなく、司関係をスルーしているのが問題? いや嫌いじゃないんですけど。
カフェはちぃ進だけに萌えを吸い尽くされたせいかなぁ。birdieはどれに萌えということもなくどれも同等な感じだし。
(2003/07/06)


*タイトルとカップリング対応表*
■新春
■成人の日
■雪の日
■バレンタインデー
■ひなまつり
■ホワイトデー
■春の夢
イースター
■5月7日
■梅雨の晴れ間
■7月4日
■七夕
■晩夏
■仲秋
■台風
■10月15日
■ハロウィン
■晩秋
■感謝祭
■クリスマス
進哉×司
智裕×榛名
智裕×進哉
恭一×和也
恭一×喬志
拓実×智裕
柊×坂上
柊×葉
桐野×拓実
司×拓実
恭一×柊
桐野×榛名
桐野×司
智裕×司
喬志×葉
桐野×智裕
拓実×進哉
進哉×桐野
柊×喬志
的場×和也

*私的ラブラブスライド攻略方法*

1.コマを順番に並べる
□▲◇●◎▼○★○▼◎●◇▲□◆


2.真ん中のコマを抜く
□▲◇●◎▼○ ○▼◎●◇▲□◆


3.右側のコマを左にずらす
□▲◇●◎▼○ ○▼◎●◇▲□◆ ←


これで8連鎖。
3でずらす前に、並べたコマには影響のない場所で連続消しを行うと、得点が2倍~10倍以上に…。
連続で消した直後に上記3を行わないと連続消しの効果は消えてしまいます~。
上記1でコマを並べる前に、全部のコマを上の方に追いやって、並べるためのスペースを2~3行一番下に確保しておくと楽です。