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ボーイズラブゲーム 攻略&レビュー

過去サイトの復刻版(2000年~2009年まで)

レビュー◆JACKIN~ジャックイン~

タイトル JACKIN~ジャックイン~
発売日 2004/08/13
私的ランク ★★★☆
制作元 アイン
ジャンル ラブシャッフル・アドベンチャー
定価 6800円
対応 Windows98/2000/Me/XP
年齢制限 18禁
ボイス
高嶺悠賀
小次郎
沖野靖夫
上田祐司
野島裕史
土師孝也
(カイ)
(ジョウ)
(リック)
(ケン)
(マイケル)
(ブラウン)
※声優名一覧は→コチラ
攻略 ED発生条件(一部シーンも)
内容 ディーラー学校を卒業したばかりのカイが初めて斡旋された仕事は非合法の裏カジノだった。
カジノのマネージャーに手違いだと諦めるよう告げられるがカイは引き下がらない。
なぜならそこでは憧れのディーラー・ジョウが働いていることを知ったためだ。
ごり押しでなんとか試験採用までこぎつけたものの、そこには大きな罠が待ち受けていた…。

シナリオ :studio may-be(高城響・鷹匠早紀)
原画 天王寺あすか
システム

機能
・テキストのスキップ:あり(既読判別:可)
・読み直し機能:あり
・CG鑑賞モード:あり(43枚)←差分を含むと137枚
・シーン鑑賞モード:あり(110シーン)
・BGM鑑賞モード:あり(14曲)
セーブポイント:200
・END:15

・ヒント・答え機能:あり
・キャラ別音声オンオフ:あり
・次の選択肢までジャンプ機能;あり
感想 ちょっと不安要素の多いゲームでしたが、お値段弱分くらいは楽しめたかなと思います。
定価6800円か…。5800円くらいなら特に文句をつける部分もなく、4800円ならかなり安いかも…といった感じかな?
とにかく攻略が煩雑で未だにCG鑑賞モードは98.5%のままです。シーン鑑賞を109シーンまで埋めるとおまけシナリオに入ることができます。発生させるにはエクストラモードのブラックジャックでパパ・ブラウンを選択すればOK。

■シナリオ
まあおもしろかったのですが、正直質が落ちているように感じられる部分が随所に見られます。
一番おおもとの設定からすれば、伝説のディーラー・ジョウとかいうわりに、まったくその設定が表面に出てきません。本当に一部のルートでほんの少しだけ。
なんだか設定倒れなイメージが…。普通にプレイしているとそんな設定に全く気づかず、そういえば大前提のあの設定はどこにいったんだかなぁ状態で。

このゲームは、昼は船内を移動して各キャラとの交流を深め、夜はカジノで身体をかけて勝負というのが大まかな流れです。
これはシナリオの組み立て方またはフラグ管理の問題かと思うのですが、昼イベントのストーリーの一部に整合性がありません。
何度も関係を持っているのになぜかまだ落としていないかのような物言いをするキャラがいたりで…。
心理学シリーズはその辺のフラグ管理がものすごくうまかったんだけどなぁ…。

あと、シナリオの文章自体がすらっと読み進められないことがたまにあり。どこだったかは忘れてしまったのですが、じっくりストーリーを進めていってなんだかつっかかる部分があったのですよね。
うーん、カフェリンの時はキャラ萌えの影響も強かったのだろうか…。
今作品はキャラ萌えまではいきませんね~。好感度の強いキャラがいる、くらいでしょうか。ラブED時のジョウやカイにハマリかけなリックなんかは好きでしたが。
しかし、今回は主人公モテモテだな。純真系はあまり私の好みではないかも。もうちょっと腹黒い方が好きだ~。

トーリーにおける設定の意外性は素直におもしろかったです。ファニーとかジョウとか。ああ、しかし攻略がめんどくさかった…。
一番好きなシーンはジョウのラブED「傍らの幸福」かな? あのCGは好きですね~。なんか幸せそうで。
しかし、マイケルEDがどうもなぁ。ラブHが欲しかったですよ…。なんでマイケルのだけラブHをはしょるんだろう。いまいち謎もはっきりしないし。消化不良だ~。

ふと思ったのですが、今回質が落ちているように感じられるのは、なんというか一人称に徹していないからでしょうか? studio may-beさんはたぶん一人称向きの方なんだと思う…。
あ、でも昔ネットで連載してたKTは違うか…。だったら何なのだろうなぁ、恋愛心理学シリーズとの差は…。
でもKT熱も冷めてしまったなぁ。たぶん3年前(だったか?)のまだ連載していた頃に商業誌になっていたら間違いなく購入しただろうに。
不意に気になってKTページ見てきたらいつの間にか新作がアップされてた~。うーん、やっぱり好きだなぁ…。

■原画・CG
オフィシャルHPのCGを見ていてかなりその質に不安があったのですが、そこまで気にするほどではありませんでした。
荒削りではありますが、まあ見られなくはないと思います。
どうも雑っぽくみえてしまうのは、その線のせいなのか彩色のせいなのか。
明らかにデッサンおかしげなのもあったりしましたが。
そして不満要素。
とにかくHシーンのCGばっかり! その合間にちょろっと日常シーンと前戯とキスシーン…。後者をもっと増やしてくれ…。シナリオは良い感じにキスシーンに入ってたりするのに背景真っ暗じゃ興ざめですよ。

かつ、CG枚数が少ないなぁ。これがbirdieやカフェリンとの1000円分の値段差なのでしょうか?
今回は上のシステム・機能欄でのCG枚数で、意図的にパーツ替えではなく差分という言葉を使っています。
パーツ替えというには書き足した部分が少なすぎて…。とにかく差分の量はものすごいです。主人公一人のイベントCGがあるのですが、服装に正装・普段着・パジャマとあってその上でそれぞれの服装で喜怒哀楽などの表情があり、部屋の小物が違うバージョンもさらにあり…と、主人公一人のCGだけで約23枚の差分があります。顔・服・背景のパーツが組み合わされているだけで、書き足しっぽい書き足しがないのですよね。使い回し感が~。

■サウンド
ボイスは特に違和感もなく良かったのではないでしょうか?
主人公の高嶺さんは確かに熱演されていたと思います。
最初は全部聞いていましたが、ケンルートはいくつか飛ばしてしまったなぁ。
BGMはBGMにしてはちょっと騒がしすぎることがあったかな。

■システム
主立った問題もなく、まあ快適なほうではあったと思います。
ただ、前作と比べて進化した機能もあるのに、全体的に見ると退化したように見えるのはなんでだろう…?
もしかして画面デザインのせいかなぁ。なんとなくショボいのですよね…。
うーん、しかしどうも画面の切り替わりが遅い。ちょっとテンポが悪いというか…。
既読スキップブラックジャックの前後になるとどうも不安定になるし。

攻略中盤になってくるとジャンプ機能が便利でしたね。
既読シーンは一気に次の選択肢かHシーンに到達するまでひとっ飛び。
しかし、今さらながら画面設定で速度優先にしておけばよかったなぁ。画質を優先させるほどいい効果なんて使っていないのに…。画面効果はその待ち時間分ただただうざいだけでした。

■etc
夏コミで買ったのでオフィシャル購入特典の設定資料集付きでした。
巻末に載っているSSのためだけに…。事後系の話は大好きなので満足してはいるのですが、そのために払った金額に見合うかというと…微妙なところですね。
もうちょっと長めなお話が読みたかったなぁ。

ミニゲームブラックジャックがついているのですが、それにストレートで勝つごとに各キャラが情報を教えてくれます。最大3回。
1回目は簡単なプロフィール、2回目はパーソナルプロフィール、3回目は新システムボイスです。
いい物をくれるというからCGか後日談かと思ったのに~。それかもうちょっと詳細な裏設定とか…。

(2004/08/22)