レビュー◆王子さまLv2
タイトル | 王子さまLv2(おうじさまレベルつー) |
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発売日 | 2004/04/16 | ||||
私的ランク | ★★★★★ | ||||
制作元 | アリスブルー | ||||
ジャンル | のーてんきドタキュンRPG | ||||
定価 | 8500円 | ||||
対応 | Windows98/Me/2000/XP | ||||
年齢制限 | 18禁 | ||||
ボイス | なし | ||||
攻略 | シナリオ攻略チャート ・ 回想モード攻略 ・ アイテム一覧 ・ 特殊装備一覧 | ||||
内容 | 王子さまLv1.5からまた一ヵ月後のある日、カナンとセレストは第一王子リグナムの執務室に呼び出される。そこで持ち出されたのは、かつて王国に植物学を学びに来ていたリグナムの旧友の名と、その出身地の名だった。 現在彼が都市長に就任している田園都市「ヒライナガオ」が、数日前、突然の地殻変動に襲われたのだという。地下を走る木々の根が異常繁殖をしたらしく、地中深くに埋もれていた遺跡群が一夜にして地上に隆起したらしい。 リグナムの元には、その原因調査を王国の人材に手伝ってもらいたいという要請が、使者によってもたらされていた。 ふむふむと話を聞いていたカナンとセレストに、リグナムはこう告げる。 「私はお前たち二人に行ってもらうつもりだよ」 「は!?」 こうして二人は、未知の遺跡を探索することになった~~
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システム & 機能 |
・テキストのスキップ:あり(既読判別:可) ・読み直し機能:あり ・CG鑑賞モード:あり(73枚)←パーツ替えを含むと110枚 ・シーン鑑賞モード:あり ・BGM鑑賞モード:あり(18曲) ・セーブポイント:20 ・END:1(マルチエンディングではありません) ・立ち絵&顔グラフィック鑑賞モード:あり |
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感想 | ようやく王子本編の続編が登場ですね。本当に待ち遠しかったです。 今回の舞台はルーキウス王国のお隣ヒライナガオだそうで。 ルーキウス同様のどかな田舎でした。 ■シナリオ 相変わらず普通におもしろいです。文句の付け所がない。 て、自分でもなんだか誉めすぎのような気もしますが、実際プレイ中に文句たらしたことなかったからなぁ。 シナリオの不満点はかなりあげにくいですね。 うーん、あえてあげるとしたら、最後がちょっとあっけなかったかなぁ。私てっきりラスボスの後にレイブン・ユーリとも戦うのだと思っていました。 なのにラスボス消えたら逃げちゃうの? 新しい八翼を探すためなのでしょうか。 あと、エンディングでこれで終わりか!?と思ってしまいました。なんというか、もうちょっと前かもうちょっと後で終わってほしかったかも。 前作の終わり方はかなり好きでしたね~。前作のようなエンディングのスタッフロール専用CGが見たかったです。あれ、好きなんですよ。 これはシナリオに関することではありませんが、今回のエンディングのCGはなんだかやけに崩れていた…。あれはキツイ。見事な馬面です。 あ、今更ですが、アリスノリが苦手な人にはきついゲームかもですね~。パロネタ多し。 ゲームバランスは前作よりかなりあがっています。 前作はほとんどの中ボス・ラスボスで楽勝でしたから。 今作は楽勝までいくとなるとかなりの条件が必要になるでしょう。端的にいうと難しい…。 ぬるゲーマーにはちょっときつかったです。 初回プレイでは制限日数もぎりぎりになることが多かったですし、集めなければならない材料も多くて…。 ステータス画面での相談コマンドはあった方が楽だったなぁ。 次に何をすればいいのかわからなくなかったり、何を集めるのか覚えていられなかったりで何度か混乱したので。 今回はそういった細かい設定も前作と異なっています。 前作でのボーナスおやつは、1日たてば前の探索で食べたおやつも復活していたので、いつでも以前クリアしたダンジョンに行って食べ放題だったりしましたが、今作のおやつは一度食べたらそれっきりで後日同じ場所に行っても復活していませんし、そもそも一定のラインを超えると他の遺跡に入ることができなくなってしまいます。 捕獲スキルが手に入るのもだいぶ後だったりしますね。宝箱に罠が仕掛けてあったりとか、戦闘時にステータス異常が加わったりとか他いろいろ。 難易度は大幅に上がっています。なんとか萌えでしのぎましたが…。 今作では様々な設定が語られています。白鳳と弟の過去、リグナムとカナンの過去などなど。特に後者にはやられました。萌え。 カナンにはリグナムにある種遠慮する部分があり、さらにリグナムはそれをふいに知って裏で苦悩し…。過去エピソード終盤に「兄上!」と泣きそうになりながら叫ぶカナンにもうめろめろ。かなりキました。さらに泣きそうなリグナムもいいなぁ。 でもリグナム×カナンとかではないのです。×なし。この二人はカプではなく兄弟として萌え…。 あとは騎士団の隊長に萌えだ…。隊長&兄上のカプは見てみたいかもしれない。 隊長&セレストもちょっと可。 基本的にセレカナな人なので、セレには他行ってほしくないのですが、隊長×セレストはパロディとして、というかパラレルワールドとしてでも見てみたい…。あくまで現実のセレカナ世界とは関わりのないところで。でも萌え。 隊長&兄上もパラレルワールドがいいなぁ。兄上にはノーマルでいて欲しいので。 ■原画・CG 原画は前作と同じひさとさん。相変わらずかわいい絵柄です♪ しかし、一部とはいえバラツキが…。どうも安定しませんね。特にそれが目立ったのがHシーン。顔、歪んでます。あれはどうなんだろうなぁ。 エンディングのCGが全CG(まだコンプしてませんが)の中で一番ひどかった気もしました。いや、Hシーンと同じ程度か…? なんにせよ、微妙。 あと、他社と比べると枚数少なめですよね。 やっぱり多い方が嬉しいなぁ。 伊藤部屋や雑誌でセレストがカナンの頭を叩いているCGが紹介されていましたが、あれ紹介されている方に修正かかってますね(笑) いったいどんな場面なのかと思っていたら、実際のCGはカナンの頭に触角が~。もっとラブなシーンかと思ってましたよ。 塗りや背景は非常にきれいだったと思います。 今までの中ではカナンが過去を回想する一連のCGが一番好きです~。あれ連続で絵を再生してるとその部分のシナリオ思い出して、そのときの感情が呼び戻されるのですよ。かなりキます。 カナセレでのセレストフェラで真っ赤になってるカナンに萌え。やはり私はセレカナ好きだなぁ…。 Hシーンも着衣なら良いのですよね。問題は裸体とその時の顔だ…。 ■システム 前作から3年も経っているだけあっていろいろなものが変わっています。 (自分で書いてびっくり。さっき確認したのですが、1は3年も前だったのか…) アリス自体で使用するシステムも変わりましたね。System3.8からSystem4.0へ。 ところで、1はスキップの既読判別できなかったのでしたっけ? 昔自分で書いたはずなのですが、どうも信用ならない…。ていうかできたはず。 とりあえず、今作では既読判別スキップが可能になり、読み返し機能もつきました。 マップが2Dではなくクオータービューにもなりましたね。これは十字キーで操作しにくいのでずっとマウスを使用していました。ちょっとめんどくさい。 既読判別スキップはCtrlキーで、未既読関係なく強制的なスキップがメニューバーについているのですが、逆がよかったです。右クリックも強制スキップっぽいかな? あ、違った。右クリックは既読判別スキップだ。おお、これは便利。ラクチンです。 2回目のプレイは飛ばす部分も大いにあるのにCtrl押しっぱなしはめんどくさい…。 というか、自分でどちらにどちらを配分するか選ばせてほしいですね。 アリスのシステムはユーザー独自の設定に優しくないところが嫌だ…。 セーブライオン以外では、1日の終わりにしかセーブができないし、その時しか各種設定が変えられないのは…。まあ、大して設定できる部分もありませんが。 いつでもメニューバー内のメニューから設定画面が出せるようにしてほしいです。 そしてもっと細かく設定できるようにしてほしいなぁ。 ちょっと不満。 CG鑑賞モードが大幅に機能アップというか、大幅に収録内容が増えてます。 このコンプは難しそうだ…。 通常のイベントCGが3ページ、男の子モンスターの顔グラフィック&立ち絵が1ページ、通常モンスターの立ち絵が2ページ、敵キャラの立ち絵が1ページ、味方キャラの顔グラフィック&立ち絵が1ページというかんじでしょうか。 特に味方キャラと男の子モンスターの顔グラは…。 今回、戦闘時に相手からの攻撃でステータス異常が起こることがあります。 その中に視力矯正というものがあり、攻撃を受けるとメガネをかけさせられます。メガネをかけているキャラははずさせられます。 当然、その攻撃により顔グラは変わり…。 カナンとセレストは体力の消費具合によりもともと3段階の顔グラがあるため、メガネをかけた顔グラも3パターン必要となります。体力が激少の時に運良く視力矯正攻撃を受けられれば良いのですが…。 あと、特定のイベントで特定の時期に1度しか仲間にならないキャラにもメガネが用意されているようなので、もうどうなることやら。 男の子モンスターもお供に連れているときに視力矯正をかけてもらわないと、メガネをかけた顔グラは表示されません。あー、めんどくさい。 でもロンメルのメガネ姿には笑いました。 (2004/04/25)
一応コンプです。メガネはまったく取り切れていませんが、CGと回想モードはフルコンプということで。メガネは半分も取ってないかもなぁ。 再プレイということで、タイガちゃん連れ回して男の子モンスターのは結構精力的に取りましたが。キャプテンばにらとかすいかハンマーとか金魚使いのメガネCGが好きだ…。 タイガちゃんだったので、きのこもいろいろ見ましたね~。でもショタキラーにはいくら視力矯正かけても眼鏡をかけてくれなかったよ…。 王子さまLv2、今回もとても楽しませて頂きました。 セレカナに萌え、隊長に萌え、相田×来栖に萌え、カナン&兄上に萌え…。 最終プレイでは思わずエンディングに感動してみたり。いや、なんてことないスタッフロールなんですけどね、ヘッドフォンで聞いてるのもプラスされていたのかなぁ。これで終わりと思うのも強いのでしょうね。たぶん今までの思い出深いシーンが頭の中によぎったのだと思います。なんだかじーんときましたね~。 とにかく次回作が今から楽しみだ~♪ でも、3年後…? 私いくつよ…。 とりあえず来月発売の原画集が楽しみだ~。 (2004/06/02)
アリスブルー活動休止ですね…、本当に残念です。このままにしようかとも思ったのですが、上にでかでかと次回作が~などと書いてしまったので一応注記としておきます。 詳細と言うほどでもありませんがそれに関してのコメントは過去の雑感へ。 ちなみに当時、本家アリスソフトには会員専用の各月報誌がありました。今は形式変わってしまいましたが。 2004年の8月号にはブルーの休止ネタも入っていて、今見返すと悲しいなぁ。 でも、そこにはTADAさん(開発本部長・ハニワの偉い人)からのコメントとして、今後ブルー製品をアリスソフトの開発グループ内で製作することも検討していくとの記載がありました。 ふみゃさん・ひさとさん・好緒さん・やすべさんからも、アリスソフトの中で“充電”しているとのコメントがありました。 いつかぜひ、ひさとさん原画のBLゲームがまた見られることを期待しています。 |