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ボーイズラブゲーム 攻略&レビュー

過去サイトの復刻版(2000年~2009年まで)

レビュー◆ぷり・プリ~PRINCE×PRINCE~

タイトル ぷり・プリ~PRINCE×PRINCE~
発売日 2005/06/17
私的ランク ★★★☆
制作元 あまなっとう
ジャンル 王宮恋愛アドベンチャー+諸国漫遊シミュレーション
定価 ¥6500
対応 Windows 98/Me/2000Pro/XP
年齢制限 18禁
ボイス
夕凪孝
先割れチョップスティック
森田昌之
本場伊江
空野太陽
堀江悶
紫原遥
リバウンド玉三郎
先割れ丼
ヘルシー太郎
先割れスプーン
事務台車
(クルト)
(ステラン)
(ラインハルト)
(ユーリウス)
(シュウイチ)
(キヨハル)
(ナセールディン)
(フィフィ)
(ヴィント)
(カッツェ)
(キャンディ)
(ヨーゼフ)
※声優名一覧は→コチラ
攻略 攻略ページは → 【コチラ】 ※最短(3周+α)コンプ用のチャート
愛情値別セリフ集&シーン名・選択肢一覧は → 【コチラ】
内容 あまりのぼんくらっぷりに業を煮やした父王に、“近隣の王太子に挨拶しに行き、各国と良い関係を保つ”という外交活動の旅を命じられた主人公・クルト
クルトはペットのヤギ・キャンディと従者のステランをつれて、1年間の修行の旅に出かける。
セレスタイン・ヒノモト・カルセドニー・フェンリルという個性的な4つの国を巡りながら、最終的にクルトが手に入れるものとは…?

シナリオ :ゆうま&りりあん
原画 :ヤマvびっこ
システム

機能
・テキストのスキップ:あり(既読判別:可)
・読み直し機能:あり
・CG鑑賞モード:あり(95枚)←パーツ替えを含むと172枚
・シーン鑑賞モード:あり(88シーン)
・BGM鑑賞モード:あり(26曲)
セーブポイント:50+1
・END:25(CGなし含む)

・右クリックリターン:あり
・マウススクロール:有効
レビュー

感想
絵は総じてかわいく、キレイです。声優さんも豪華ですね。シナリオは萌え設定が多く、ミニ会話が楽しいです。システムも基本的には高性能。
最終的には、おもしろかったです。おもしろかったのですが、いろいろと…。
このゲームでも見て見ぬふりスキルは発揮されたようです。慣れれば大抵のものは大丈夫になります。慣れってスゴイ。

■シナリオ
世界設定・キャラ設定・ストーリーは非常に良かったと思います。ツボにはまりそうな萌え設定の多いこと。
でも、この設定ならもっとおもしろくなりそうなのにな…。シナリオさえよければたぶんマジではまりました。
設定上仕方がないこととはいえ、プレイヤーに愛されにくそうな主人公も致命的。
反対に、良くいえば無邪気、そうでなければ考えなしな主人公を愛せる方にオススメ。
こういうのは昔の方が得意だったなぁ。
まあ、慣れれば平気になるものです。主人公も多少は成長しますよ。
決して嫌いなキャラではありませんが、いかんせんカップリングとしての萌えがない…。

地文・シーン切り替え等で完全にクルト視点に徹しているのはわかりやすく好印象ではあるのですが、クルトがちょっとあほの子で相手の心情を察するだけの器量がないため、相手の考えがさっぱり読み取れません。
攻略キャラ達はたいてい急にクルトへの態度を変えるので何事?と思ってしまいます。プレイヤー置いてけぼり。もうちょっとプレイヤー用に前振りを下さい…。おそらく前振りであろう態度からして唐突なので。

というよりも、むしろクルトがまったく恋愛していない所が気になるのかも。片方だけ態度が変わるから急に見える部分もあるんだろうな…。
地文がクルト視点なので、主人公の心情は非常によくわかります。…ただ、何も考えていないということだけが。
心情の移り変わりもくそもあったものじゃありません。常に相手のポジションは「友達」であり、それは不動です。
もともと相手はなんとなくクルトに傾倒している→クルトは友達だと思っていた相手にキスされて、嫌じゃないかも…となる→途端に両思い・即Hシーン→一緒に暮らしてハッピーEND。
とりあえずよくわからないまま恋人同士になるという…。
これが1人、かろうじて2人までならまだ許容範囲ですが、大まかに言えばほぼ全員同じっていうのはどうかと(特に王子達)。
これはパターンですか? らぶが欲しいです…。
相手のポジションが「友達」固定じゃない時はたまに心情の変化が記されていることもありますが、足りません。もうちょっと書き込んでください…。
そんな状況でHシーンになっても単にヤってるだけにしか見えないです。なんだかとりあえずHシーンだけを切り貼りしているかのような…(しかもなぜか中途半端に途中から途中まで)。それなのに描写がエロい分、男性向けエロゲをプレイしている気分にもなりました。できればボーイズラブがいいなー。
ちなみにオフィシャルのご褒美企画内のその後話はおいしく頂けました。ああいうらぶの入ったSSは好きだー!(ていうか、その後話は必ずらぶらぶなので大好物) でも、なんでヤってばかりなんだろう…。
夏コミ販売のノベル集は攻め視点らしいので、今から読むのが非常に楽しみ~♪ まず間違いなく攻め視点なら萌えられる予感がします。冬に買えるかな…。

序盤をのぞいて会話のテンポが良くおもしろいです。
(序盤はひどすぎる…。もしかして後半は私が慣れただけ? それともルートの違い?)
訪問する時のイベントに関係ないミニ会話シナリオも集めるのが楽しく、シナリオコンプがしたくなります。
会話含めて、笑い所で結構笑えるシナリオでした。むしろ全部ギャグだと思えば良いんだろうか。
もう、ラインハルトのエピローグがバカバカしすぎて大好きだ…。ビバ・バカップル☆
(それに至るまでの中身はアレですが。代替品…?)

☆マークといえば、既に見て見ぬふりスキルが発揮されているのでもう気にしなくなりましたが、とにかくひどいです。
序盤のクルトの語尾には必ずと言っていいほど☆マーク付き。
初めて見た時は驚愕でした…。あほの子通り越して本気でアホな子にしか見えません。
序盤を過ぎてからはそこまでの多用は見なくなったのですが、うっかりエピローグの最後に☆マークが付いていたりするので気が抜けません。
もうちょっと落ち着いて読めると良いなー。
ちなみに☆マークはすべて無くしても、シナリオの理解にはまったく差し障りなかったです。
ついでに誤字脱字誤変換があまりに多すぎ。修正ファイルでも直ってない…。
文章自体は、序盤がやや読みにくいですが、あとはそうでもなかったかな。でも、たまに違和感を感じる文章の組み立て方があったり…。それ以前に恋愛の機微については言わずもがなですが。その付近に差し掛かるとなぜか途端にすっ飛ぶからなぁ…。
設定自体は十分なので、もう少しボーイズ「ラブ」ゲームであって欲しかったです。

今回の最萌えキャラは予想外にナセル、次に腹黒ラインハルト(表と狂乱は不可)。実は弱腹黒属性のステランも入るかな? 事前の予定ではキヨハルも萌えキャラに入るはずだったのに…。
そして、最萌えルートは…なし? ぎりぎりカッツェとか?
なかなかシナリオ(+属性?)のせいで萌えられない。ステランのグッドエピローグとかは結構好きかなぁ。
このゲーム、エピローグはおもしろいことが多かったですね~。それまでのシナリオは考えずにエピローグ単体で見れば、陵辱と他一部を除き各キャラかなり楽しかったです。
「萌え」ではなく、グッドバッド含めておもしろかったルートとしてはフィフィでした。フィフィルートは素直におもしろかったです。フィフィ自体は萌えキャラの最極端に位置しているのがちょっと悲しい。

■キャラ別プレイ日記+コメント
各キャラの感想は雑感に記載 →【コチラ】


■原画・CG
不思議とクルトの王冠は気になりませんでした。とれた時は本気でびっくりしましたが(笑)
(あ、でもラインハルトの全裸CGの時はさすがに王冠だけが気になってしょうがなかったです…)
一貫してかわいい絵柄。どんなときでも崩れないのがスゴイです。色も塗りも統一感があって綺麗。
陵辱を除き、見ていて楽しいCGが多いですね。非常に明るくポップな感じ。
この絵で陵辱もしっかり描ききったことがむしろ圧巻。

好きなCGをあげると…、ラインハルト・グッドエピローグ(見てるだけで笑えます)、ナセル・膝枕、ヴィント・バッドエピローグ、ユーリウス・花の蜜、キヨハル・キスシーン、カッツェ・キス、ステラン・グッドエピローグ&うたた寝、ヒース・腕枕&キスシーン、かな。あと、シュウイチ&ハル、ヴィント&カッツェも好きです。
最萌えがヒース腕枕ですvv あのふてくされた顔が…。でも、もっと甘々が見たいよ…。

気になるCG。Hシーンで下半身にブーツのみ着用している諸々のCG。
どうやって王子様ズボン等を脱がせたのでしょうか? むしろ後からブーツだけ趣味ではかせたのでしょうか?
見てると笑えてきます。

背景が実写風でたまに違和感があったかなぁ。背景が手で描き込まれているイベントCGの前後は特に。


■サウンド
BGMは非常に豊富。曲自体も良いなぁと思うモノが結構ありました。
でも使い方がちょっと…。それとも指定ミス?
なんでこの内容でこのBGMが流れるんだ?と思ったことが多々あり。
1.オープニング 2.無邪気な(あほの?)王子様 3.よく働く人 4.おとぎ話の王子様 5.眠り姫 6.春の宮 7.花町ハルさん 8.魅惑の王子様 9.小さな魔法使い 10.野生の王子様 11.猫の従者 12.花の名前 13.上機嫌 14.追跡 15.違和感 16.不安 17.危険 18.信頼 19.平穏 20.後悔 21.幸せ 22.印象 23.親愛 24.絶望 25.永遠 26.エンディング
という26曲(和訳は適当)なのですが、特に選択肢の後に意味もなく15が流れることが多くて…。
これが選択肢不正解という意味ならまだ理解できるのですが、明らかに正解の時にも流れるものだから…。
内容にそぐわないBGMはなるべくやめてください(でもって、正解不正解でBGM決めるのはあまり好きじゃないかも)。
ちなみに私は14のchaseが一番好きです。オープニングはどうしても違和感。
ハルのテーマの7をどこかで聞いたなぁ…とずっと思っていたのですが、ようやく思い出しました。大番長アリスソフト)の護国院だ。…と思って確認してみたら違った。どこで聞いたんだったかなぁ。ギタフリみたいなところが雰囲気的に似ていたのですが。アリス関係だった気がするんだけどなぁ。思いつかない…。

声優さんは豪華。とにかく豪華。 主人公以外は。
新人さんかなぁ? 声を張っている時はまだ良いのですが、ちょっと声量抑えると一気にこもります。
というか、声質自体が何か微妙さを感じるというか、違和感を与えやすい系統?
初めて聞いた時は違和感バリバリだったのですが、それから数ヶ月たった先日の初プレイで久しぶりに聞いた所、幸いにもそこまで違和感を感じませんでした。あーよかった。
あえぎも一応男の子で、そこまでぶり系でなかったのは幸いでした。
やはりずっと聞いているとウザい部分はありましたが…。

反対に、豪華声優陣の中でもフィフィの声は賞賛に値するかと。てっきり女性声優だと思ってしまいましたよ…。耳慣れない序盤なんかは、もう聞いているだけで気力がそがれるくらいうるさくて元気で。プロであることが当たり前の声優さんにこういうこと言うのは失礼なのですが、どんなときも演技を忘れず(やや過剰気味な部分はありましたが…)、声で状況を伝えられるというのは、やはりすごいなぁと思います。
また、これも声優さんなので当たり前のことではあるのですが、どんな小さな声でもよく通る声で聞き取りやすかったのも印象的です。主人公はちょっと声を抑え気味にするとすぐくぐもった声になっていたので余計に…。


■システム
DirectXはインストールした方が良いかも。もしかしてかなり新しい??
どうも動作が不安定で(パッチ当ててもすぐに強制終了になったりとか)、おかしいなぁと思ってぷり・プリに付属していたDirectX 9.0cをインストールしたら、比較的安定するようになりました(もしかしたら同時作業のせいかも…)。

システムが基本的に高性能なのはわかります。わかるのですが…
使い勝手が悪すぎ。一番重要な所なんだけどなぁ。SLGが混ざってちょっと失敗した部分か?
スキップの指定をした後は解除しない限りそのまま飛ばさせてください。
キャラや選択肢の選択ごとにスキップが解除されてしまうのが、定期的に選択をしなければいけないこのゲームには非常に不便。
オートモードは選択ごとに解除されることはないのに、なぜ…。
そして、何よりもオートモード中は一切の操作が無効になるのが本当にイタイ。
バックログを見るのもセーブ&ロードをするのもセリフをキャンセルさせて次に進むのも、全部いったんオートモードを解除しないと操作できないのです。

あと、セーブ&ロードは1クリックで操作したかった…。クイックセーブ&ロード同様にウィンドウ枠の中にセーブ&ロード用のボタンが欲しかったです。
また、ショートカットキーが多く用意されているのは良いのですが、その中にもセーブ&ロードはないのはなぜ? クイックはウィンドウ枠の中にボタンがあるのでもう良いです…。
詳細設定ができないのもツライかな。システムコンフィグは画面設計まで統一感があってかわいいのですが、もうちょっと細かい設定をさせてください。設定自体は色々できそうなんだけどなぁ。
特に非アクティブ時の動作! これはオフィシャルが推奨していない環境なのでそういう設定がないだけなのかもしれませんが、注意書き付きででも非アクティブ時のオンオフを選べればいいのに…。
結局、RIO.iniのBackgroundを1にすることで対応できました。ゲーム本体で設定が出来ないため、改造になっちゃいますけどね…。

今回のシステムで総じて素晴らしいのは、右クリックリターン完全対応とメニューを開く時などコンフィグ系の軽さ。
2クリック必要なのは面倒ですが、セーブ&ロードもすいすいできます。
でも、なぜゲームプレイ中の画面切り替えだけは遅いんだろう? 画面効果を抜きにしても、他と比べてえらく遅いのですが…。
右クリックリターンではどのページからでも戻るボタンを使わずに前のページに戻れるので非常に便利。

セーブに関しては、オートセーブがあるのも便利ですね。それに今回セーブが使いにくい分、クイックセーブを多用しました。
セーブページからロードページへ相互に直接いけるという点もマル。
セーブページの画面表示も比較的わかりやすいです。選択肢が表示されると良かったかな?
セーブの位置などを細かく記憶してくれるのも好印象。

あとは操作とは関係ないゲームシステムの部分。
コレは色々細かい所まですごいなぁと思います。
すべてのシーンにシーン名がついているのは好印象。シナリオコンプの血が騒ぎます。
また、ステータスの愛情値も気づきさえすれば非常に親切。まさかここにもボイスがあるとは思いませんでしたよ。
そして、何よりスゴイのがあのヤギ語。これは一読の価値ありかも?
隠れキャラクリア後、キャンディの鳴き声すべてに訳がつきます。
(2005/10/28)

ついでに、ちょうどAM2:00のデモがあったのでプレイしてみました。
システムが進化してる!
欲しかった機能が搭載されています。
非アクティブ時の再生の可否・画面効果の省略、さらに細かい音量設定。
オートモード時の操作制御もなくなっています。ただし、オートを解除するにはオートボタンで解除するしかない様子。右クリックじゃ駄目なの? まあ、慣れれば使いやすそう。
あ、自動カーソル移動もついてる。バックログに選択肢が両方とも掲載される親切機能。選んだ選択肢もわかりやすい。
セーブ時にバックログも保存されるので、ロードの時に過去が確認できて便利。
おお! 本当に完全完璧システムだ! 足りないモノがない!!
でも、ちょっと画面デザインがちゃちいよぅ…。BGMもちょっと微妙? シナリオの地文が口語なのが若干違和感。ですますが続くとどうしても…。他のキャラは別に良いのですが。会話は相変わらず楽しいです。
ちなみに背景がえらくしょぼいです。公園はまだいいんだけどなー。室内とかの直線がある背景は、パースなのか線画や彩色なのかがなんかおかしい。
まあ、なんにせよ買いますけどね。
一応全部見ました~。なかなかおもしろそうです。彼らのやりとりが今後どうなるかが気になりますね。本編が楽しみ。
さて、特典買いしようかどうしようか…。
(2005/10/28・追記)

ミニ会話シナリオコンプしました~! 全キャラ12本もあるとは…。従者系が特に通い詰めないとまず見られないモノばかりだなぁ。王子達の方は何かと見る機会があるのですけどね。『ユーリウス不在』がなかなか発生しませんでした。他のキャラは順当に通い詰めていれば必ず不在まで行き着けるのですが…。
やはりミニ会話シナリオはおもしろいですね~。続き物が多いのも楽しいです。
(2005/11/3)